セイゴオ先生/松岡正剛(まつおかせいごう)
編集工学研究所所長・イシス編集学校校長。20代で総合雑誌「遊」を創刊、30代で編集工学を確立。情報文化研究と日本文化研究の第一人者として、数多くの著作、映像、マルチメディアを発表している。小・中・高校生向けの教育用ソフトも開発。おもな著書に『自然学曼陀羅』『知の編集工学』『情報の歴史を読む』『日本流』ほか多数。
なんでも知ってるタカハシくん
どんな歴史もまるで見てきたように語る謎の人物。どうやらセイゴオ先生とは古くからの友人らしい。人に教えるのが大好き。超高速のおしゃべりが止まらないのがタマにキズ。時代ごとにかわるオシャレがちょっと自慢!
アジア大陸が分かれて、日本列島が生まれた。人々は、つねにアジアの技術やしくみを工夫して、新しい「日本」をつくっていった。
第1章|東アジアと倭国
【稲・鉄・漢字】
第2章|仏教世界観
【弥勒・薬師・大仏】
第3章|「日本」の出現
【天智天皇・天武天皇・藤原不比等】
京の都が始まった。1000年続く日本の宮都は、経済と文化の新プランに満ちている。和と漢が交わり、明と暗が交錯する王朝の物語が始まる。
第1章|内裏と摂関政治
【王朝・密教・荘園】
第2章|真名から仮名へ
【万葉集・古今和歌集・源氏物語】
第3章|生と死の平安京
【みやび・浄土・東国と西海】
朝廷の貴族が迎えた新しいライバルは、武士だった。力と力の抗争を制した源平のリーダーたちが、中世日本の舵を切っていく。
第1章|院政と源平
【法皇・平清盛・源頼朝】
第2章| 歌枕と今様
【山家集・方丈記・梁塵秘抄】
第3章|鎌倉のリアリズム
【念仏・絵巻・仁王】
初めて外国の軍隊が日本を襲った事件に鎌倉幕府が揺れる。
鎌倉が倒れたとき、日本は朝廷が二つに分かれて争う乱世が始まった。
第1章|執権と道理
【北条氏・道理・神風】
第2章|禅と職人
【禅・職人・世阿弥】
第3章|南北朝と室町幕府
【悪党・南北朝・金閣】
探検と貿易の大航海時代、世界が訪れた日本は、独立君主たちが国を分ける戦国の世だった。軍事と経済を制した3人の武将が天下をつかむ。
第1章|東山から戦国へ
【銀閣・一休・下剋上】
第2章|大航海時代と法華文化
【町衆・床の間・切支丹】
第3章|天下統一
【安土城・大坂・江戸開府】
松岡正剛(まつおかせいごう)
笳褀1944年京都生まれ。オブジェマガジン「遊」編集長、東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授などを経て、現在、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。笳鴛メ集的世界観にもとづく書物空間「図書街」や、本を媒介に知の相互編集を可能とする「目次録」構想などを推進。笳遠坙{文化研究の第一人者としては、「日本という方法」を提唱。2005年から企業の次世代リーダー育成塾「ハイパーコーポレートユニバーシティ[AIDA]」を開講するなど、さまざまなプログラムで「方法の国・日本」を伝承する。
龍馬は世界に立ち、高杉は皇国を想った。そして、幕末ロスタイム、岩倉の一手は…。400年の眠りから日本を起こした、突出的日本人。
序章
第1章|開国の音 ―海は破られた―
第2章|公武の争乱 ―幕末の群像たち―
第3章|ミカドと密勅 ―薩長同盟の意味―
新政府は分裂した。西郷は去り、大久保は残る。脱亜入欧、情報化に駆けた福沢。変革の10年、歴史を引き受けた、超然的日本人。
第4章|一新激突 ―明治六年に何がおこったか―
第5章|代表的日本人 ―維新の終焉―
終章
押し寄せる西洋。五重塔から倫敦塔へ。二つの大戦のはざまで、明治のこころが揺れる。板垣が立ち、漱石が目覚め、晶子が命を歌う。新生日本の青き時代。
序章
第1章|立志と立身 ―自由民権運動と日本主義―
第2章|青きものたち ―「明星」と「青鞜」―
第3章|大帝の国 ―明治のこころ―
終章
乱舞する和魂と洋才、交錯する伝統とモダン。天心の革新、コンドルの和、柳田国男の経世済民。われわれは何処から来て、何処へ向かうのか。明治日本、未だ「夜明け前」。
序章
第1章 日本画の誕生 ―『悲母観音』と『茶の本』―
第2章 数寄とデザイン ―伝統とモダンに遊ぶ―
第3章 この国に生まれて ―民族から民俗へ―
終章