編集⼯学研究所と順天堂⼤学が共同開発「おしゃべり病理医のMEdit Lab」が経済産業省の「STEAMライブラリーVer.1」で公開されました

　編集⼯学研究所と順天堂⼤学は2021年3月1日（月）、共同企画による「おしゃべり病理医のMEdit Lab ―医学Medicine × 編集Editで世界を読む―」を経済産業省が展開する「STEAMライブラリーVer.1」で公開しました。

公開コンテンツ：おしゃべり病理医のMEdit Lab－医学Medicine×編集Editで世界を読む（STEAMライブラリーVer.1内）

参考：「おしゃべり病理医のMEdit Labo」が経済産業省による2020年度「未来の教室」STEAMライブラリ事業に採択されました（編集工学研究所サイト内）

「おしゃべり病理医のMEDIT Lab」とは

「おしゃべり病理医のMEdit Lab」は、編集工学研究所が提供する「情報編集の『型』」をベースとして、知っておくと便利な医学知識に「バイオ」「歴史」「読書」といった別の分野をかけあわせたデジタル教材です。この「かけあわせる」「組み合わせる」こと自体が編集といえます。“おしゃべり病理医”小倉加奈子氏（イシス編集学校・析匠）の映像レクチャーとユニークなワークで、情報の扱い方、考え方、発想の仕方を楽しくナビゲートします。

ウィズコロナの現代、私たちには、医学知識や医療現場の実態を多角的な視点で観察、評価し、その上で変革していける“総合的な知の力”が求められます。そのために重要なのは「編集力」の向上です。私たちの周りには多くの情報が溢れていますが、それらの情報は複雑に関係し合いながら存在しています。そのような「情報と情報の『アイダ』」にある意味や関係を発見し、新たな価値を見出していくことが編集という行為の本質です。

情報リテラシーや情報倫理教育といった、課題対応型の手当では対処できない、根本的な認知の危機にさらされている今こそ、情報編集をベースとした「自ら問いを立てつづけるための編集力の養成」が高校生だけではなく、生徒を指導する先生方にも重要になっています。

「おしゃべり病理医のMEdit Lab」では、高校生たちが、こうした編集力を身につけながら、医学知識や医療現場の実際とその他の学問がどのように関連しているのかを実感をもって感じられる学びの場を提供しています。同時に、生徒と同じ目線に立つことで、先生自身も学ぶことの基本に立ち返ることが可能な教育コンテンツとなっています。