クオン株式会社「企業の遺伝子2021」を制作しました

「時代を超えて受け継がれる企業の個性。その“遺伝子”に迫りたい。」

クオン株式会社がCSR活動として取り組んでいるラジオ番組「企業の遺伝子」。

パーソナリティの武田隆さん（クオン社 代表取締役 兼 最高責任者）と知花くららさんが、企業の経営者などをゲストに迎え、企業の核として受け継がれる“遺伝子”を明らかにしていきます。これまでに100社以上が登場し、創業ストーリーや、事業内容の沿革、経営危機とその乗り越え方、未来に向けてのビジョンなどを語ってきました。

この番組で語られるさまざまな企業のストーリーを再編集し、毎年1冊の書籍として刊行しているのが『企業の遺伝子』シリーズです。編集工学研究所の編集・制作により2016年から書籍化を開始し、今年で6冊目となる『企業の遺伝子2021』が出来上がりました。

■クオン株式会社

https://www.q-o-n.com

累計200社を超える企業の「消費者コミュニティ」の構築運営を行う。クオン（QON）とは、クオリティ・オブ・ネットワーク（Quality Of Network）の略。

■「企業の遺伝子」プロジェクトについて（クオン株式会社サイト内）

書籍は非売品ですが、以下のリンクから資料請求ページに飛ぶことができます。

https://www.q-o-n.com/csr/

■番組アーカイブ（QON Jornal）で、テキストを読むことができます。

https://www.q-o-n.com/journal/a-gene-of-campany/

編集工学研究所は、各社の“遺伝子”がより鮮明に浮かび上がるように、企業の意思決定や変化にスポットをあてながら、記事を編集しています。

『企業の遺伝子 2021』は、丸井グループ、野村証券、日本交通、サンリオをはじめとする13社の物語を、新書１冊分相当の230ページにわたってお届けしています。

■『企業の遺伝子 2021』の読みどころ、３つのポイント

編集長・仁禮に、『企業の遺伝子 2021』の読みどころを聞きました。

①丸井グループの成り立ち

丸井といえばおしゃれなファッションビルのイメージですが、もとは月賦商（分割払いを条件に商品を販売する、小売と金融業者をかねた業態）でした。

70年代まで月賦販売の店は裏通りにひっそりあるのが一般的だったところを（今の消費者金融もそうですね）、丸井は思い切って新宿などのメインストリートに店舗をオープン。また「月賦」を「クレジット」と言い換え、業界のイメージを変えていったそうです。丸井の革新的な遺伝子がわかるエピソードです。

②西川の寝具革命

布団の西川。創業はなんと1566年（永禄9年）、桶狭間の戦いの6年後！　圧倒的な歴史を誇ります。実は布団は明治以降の商品で、江戸時代の主力商品は“蚊帳”。そこには驚きの話があります。

2代目の甚五郎が箱根の山越えの際、草むらで寝ていたら、緑が一面に広がる夢を見たそうで、「涼しげな緑に囲まれると心が和むだろう」と、萌黄色の蚊帳を開発し、それが大ヒットしたそうです。夢からヒット商品を生み出すとは、さすが寝具の会社……！と驚きました。

③日本交通の1900億円の借金

日本交通の創業者・川鍋秋蔵は、農家の四男に生まれ、ハイヤー1台から会社を築いたアイデアマン。現在の代表取締役会長は創業者の孫・川鍋一朗さんです。29歳で日本交通に入社しましたが、その後、1900億もの借金があることを知ったそう！　しかし不動産売却などに奮闘し、たった4年で再建の目処を立てました。さらにタクシー配車アプリGOをローンチし、IT業界にも進出。パワフルすぎる川鍋一族に圧倒されます。

■『企業の遺伝子 2021』構成

CHAP 1　業界ごとイメージチェンジ

　丸井グループ「月賦商から若者を応援する企業へ」

　野村證券 　「証券界をリードする独立独歩の革命家」

CHAP 2　場を繋いで、地をつくる

　江ノ島電鉄 「絵はがきの一部であり続けたい」

　高政「女川の町づくりを担うかまぼこ店」

　サンブリッジグループ「ITベンチャー界で“家族”を育む」

CHAP 3　「質」がアイデンティティー

　日本交通 「モビリティの未来に羽ばたくプライド」

　明星食品 「イノベーションを続ける“麺の明星”」

CHAP 4　俊敏に、柔軟に

　西川「寝具に革命を起こし続ける」

　小島衣料「ASEANで受け継ぐ日本の縫製技術」

　日本経済社「時代を先読む日経グループの広告会社」

CHAP 5　夢を贈って笑顔を広げる

　サンリオ「目指すは、みんなが仲良くなるビジネス」 

　ルネサンス「生きがいを創造するフィットネス」

　ジャパネットホールディングス「 長崎から日本中の“お客さまのために”」

■仕様

A6変形サイズ

230ページ

■制作

監修：松岡正剛

編集：編集工学研究所

企画・発行：クオン株式会社