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ほんのれん旬感ノートvol.18「笑うカドには?」

編集工学研究所と丸善雄松堂が提供する更新型ライブラリー、ほんのれん

広島県イノベーション・ハブ・ひろしまCampsポーラヒューマンリンク株式会社など、導入いただいた団体に、毎月「旬な問い」と「5冊の本」「旬感ノート」などをセットにしてお届けしています。

 

編集工学研究所のメンバー仁禮洋子、山本春奈らが「ほんのれん編集部」として、毎月「旬感ノート」の編集制作を担当。さらにPodcastでは「ほんのれんラジオ」を配信。ニュースサイト、Business Insider Japanでの連載、スマートニュース+での連載などでも発信しています。

 

笑うカドには?

Vol.18(2024年9月)の問いは、”笑うカドには?” です。

 

今月のEditor’s Note

笑うと、割れる?

ニュース、クイズ、ドラマ……。テレビを付けるとどこもお笑いタレントだらけ。日本がこれほどまでに「笑い」を欲しがる社会になっているのはなぜだろう。そもそも「笑い」とは何か?

日本の笑いの歴史を遡ると、最古の記述は『古事記』の天あまのいわと岩戸のシーン。太陽神のアマテラスは、弟神スサノオの乱暴に手を焼き、岩戸に隠れてしまった。どうにか出てきてもらおうと、巫女のアメノウズメがくねくねと裸踊りをする。それを見た八百万の神々がドッと笑う。アマテラスは笑い声に引かれ、洞窟から姿を現したという話だ。笑いが状況を動かした。

日本各地に残る「笑い」の民俗儀礼は、古いものを笑いとばして、新しいものを生み出す機能を持つ。どうやら笑いには、停滞を「突破」し、場を「転換」する力があるようだ。柳田國男は、笑うの語源を「割る」としたが、パカンと打ち砕くことで、新たなエネルギーが湧き出るのかもしれない。

笑うことで何が変わるのか? 笑いに潜む人間の本性とは?

5冊の旬感本で、笑いのチカラを深ぼっていきたい。

(編集長・仁禮洋子)

 

今月の旬感本5冊

「笑うカドには? 」を考える手すりとして選んだ、5冊の旬感本はこちら。

 

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