イシス編集学校の新たな知識探求オンラインクラブ:学びと交流を深めるサブスク型『多読アレゴリア』がスタート
イシス編集学校は25周年を迎え、2024年12月2日より、新たなコースを開始します。編集をより多角的にとらえ学び、実践する、新しい知識探求型クラブ「多読アレゴリア」です。従来は初めて「編集」を学ぶための入口は基本コース[守]からのみでしたが、多読アレゴリアの複数の知識探求型クラブ新設により、イシス編集学校で学んだことのない方が最初に参加できるコースが一気に増えることになります。
多読アレゴリアには、いくつかのユニークな特徴があります。
●12もの多彩なテーマを持つクラブが誕生
まず第1に、多読アレゴリアは、さまざまなテーマのクラブの総称です。参加者は、12の異なるテーマを多読するクラブから、自由に所属クラブを選び、参加します。開始時には、松岡正剛の千夜千冊、田中優子と江戸散歩、今福龍太と群島、武邑光裕とメディア・プランニング、終活と哲学、身体と投資、パンクとクラシック、子どもと教育、軽井沢の風土記、鎌倉アカデミアの再編集、そして大河ドラマの深掘りなどに関するクラブがそろいます。クラブはこのあとも3ヶ月区切りのシーズンごとに順次増えていく予定です。
●イシス関連イベントの無料オンライン視聴もできる
第2に、多読アレゴリアに参加すると、クラブ内での活動に加え、イシス編集学校関連イベントを無料でオンライン視聴できます。イベントには、有識者を招いた講義や、編集学校指導陣の研鑽会、コース修了式などが含まれ、時代を切り開くための編集術や編集的思考法を同時に学ぶことができます。
●著名な有識者が監修する信頼性の高い知
第3に、ISIS co-mission(イシス編集学校のアドバイザリーボード制度)に名を連ねる著名人が監修するクラブが開設されます。現時点では、田中優子氏による江戸文化をテーマにしたクラブ、今福龍太氏による群島文化に関するクラブ、武邑光裕氏による新メディアをプラン・実験するクラブなどが予定されています。
●師範代認定者による質の高いクラブ運営
第4に、その他の各クラブは、イシス編集学校の師範代・師範が企画・運営しホストします。師範代・師範は、現役のビジネス・パーソンや教員等といった職業人である一方、イシス編集学校でコーチ養成コースを経て、ネット上の教室運営や場の編集に熟達しています。そのため、クラブでは単なる情報交換や意見交換にとどまらず、企画する側・参加する側に分かれる二分法的な従来型運営方法を超え、参加者が学びながら、多読アレゴリアのクラブに積極的にかかわり、相互編集できる場を志向しています。
多読アレゴリア2024冬シーズン 概要
●多読アレゴリアとは?
「多読アレゴリア」は、イシス編集学校の校長である松岡正剛が生前に名づけた新プログラムです。読書の方法である多読への情熱や生きる喜び、新たな祝祭、また「アレゴリア」には、これまでにない別様の価値を生むという意味が込められています。
松岡は、書籍『クラブとサロン なぜ人々は集うのか』(NTT出版)の中で、「クラブとは、特殊な情報を独特のある方法で交流させなければならない時に発生するもので、半一般的な情報編集の装置こそがクラブである」と記しています。今回スタートする多読アレゴリアには、どれひとつとして同じクラブ、同じテーマ、同じリプレゼンテーションはありません。個別かつ多種多様なテーマを探求する各クラブ内では、様々に情報編集が起こっていきます。
多読アレゴリアは、3か月が1クールで運営され、各クラブではクールごとに数冊のキーブックが提示されます。本を参加者間で共読していくことが、クラブ共通のアクティビティとして用意されます。ただ、本を読むばかりでなく、プランニング、イベント実施、コラム執筆、ツアー開催など、学習したことをアウトプットし、実践することも重視していきます。
※「多読」とは、必ずしも「多く読む」「大量の本を読む」ことではありません。多読、少読、粗読、精読、狭読、広読など、たくさんの読書方法に取り組むことで、読書がより多様に面白く自在になることを指します。
●多読アレゴリアの特長
1. クラブ選択の自由:参加したいクラブを自由に選べ、複数クラブへの参加も可能です(2クラブ目以降は半額)。
2. イシスイベントの無料オンライン視聴:参加者は、開催されるイシス編集学校のイベントやアーカイブ映像を無料でオンライン視聴できます(月一本)。
3. 著名人による監修クラブ:4月からスタートしたISIS co-mission(アドバイザリーボード制度)に就任している田中優子氏、今福龍太氏、武邑光裕氏が監修するクラブがあり、直接交流できる機会も用意されます。
4. 図書街システム:松岡正剛のレガシーである図書街が多読アレゴリアのインフラになります。ご自身が読んだ本がオンラインに用意された600万冊を収納できる図書空間にアーカイブされ、参加者によるバーチャルな図書街が築かれていきます。
●多読アレゴリア実施概要
開始:2024年12月2日(月)
定員:300名(各クラブごとに定員は異なります)
申込締切:2024年11月25日(月)
受講資格:編集学校歴を問わず、どなたでも受講可能。
受講料:月額11,000円(税込)
※ クレジット払いのみ。初月度分は購入時決済、以後毎月26日に翌月受講料を自動課金。
期間:シーズン(11週間)単位
開催期間:2024冬(2024年12月2日~2025年2月23日)
申込:https://shop.eel.co.jp/products/detail/765
詳細:https://es.isis.ne.jp/allegoria
2024冬シーズン多読アレゴリア クラブ一覧は、こちらのサイトからご覧ください。